経理の仕事するのも、もう残りわずかだね。
みんなは、淡々と仕事してる。
期待はしてないけど、なんかこう、お世話になりました、頑張って下さいみたいなアクションが何かあるかなと、思っていたんだけど。
でもそれは自意識過剰。
私、みんなに嫌われていたわけではないだろうけど、特別慕われていたわけでもなかったんだね。
みんな自分の仕事で精一杯だし、仕事は、生きる糧を得るためにやっているわけで。
きっとそれ以上でも、それ以下でもない。
私も、彼女らをまとめるために、主任のなすべきこと以外に、何か特別に努力していたわけでは、ないし、ね。
このあたり、木村さんは、どうするかな。期待してるよ。
お昼はマサコさんと二便。
これも、最後かな。
いろいろやきもきすることも、正直あったけど(笑)
でもマサコさんが、職場ではいちばんの仲良しだったな。
「マサコさん、木村さんのこと、いろいろ助けてあげてね。お願いね」
ちらと微笑んで、うなづく彼女。
「大野ちゃんも、頑張ってね」
「うん」
最後は、普段見せたことのない、にっこり笑顔。
マサコさんの餞別がわり、かな。
この人も、悪い人じゃなかったな。
正直、下に見ていたのは間違いないけれど(笑)、
この人の存在に助けられたことも、多々ある。
とくに、課内で年代のギャップを感じられたとき、とか。
とっても、心強かったよ。ありがとう。
べつに、仕事が変わっただけで、
社内で顔合わすこともあるだろうし。
永遠の別れ(笑)じゃないんだけど、
なんか寂しいな。マサコさん。
でも、お互いに頑張りましょうね。
