やっと週末。
お金ないけど、コンビニで発泡酒買う。
お風呂入って、ちょっと飲んで。
今夜はウォーキングじゃなくて、
普通の服着て、お買い物がてら、
夜のまちを歩いてみた。
なんか、涼しい。飲んだ後だからかな。
ふと、思い出したことが。
それは。
小学生の頃。
姉と、夕食後にこっそり表へ出て、
夜のまちを探検したこと。
「夜のぼうけん」って、勝手に命名。
教師だった母は、仕事持ち帰りで
自室にこもったきり。
父は、娘ふたりが寝入ったころに帰宅。
そのあいだ。
母の目を盗んで、表へ出てく姉妹。
何をするでもなく。
夜、誰もいない公園でブランコや滑り台を独占。
ところどころ、街灯もない夜道を
怖くてダッシュして通り抜け、
おこづかいを出しあって、自販機で買ったジュースを、
ふたりで分けて飲んだんだ。
でも母に見つかり。
こっぴどく叱られて、三か月くらいで
「夜のぼうけん」は強制終了。
でも楽しかった。
自分たちが住むまちを、いっときでも
「独占」できた気持ちになった。
その頃、姉とは、けんかもよくしたけど、
ふたりは、どこにでもいるような
普通の小学生の姉妹だった。
そうではなくなってしまったのは、
父が病に臥せってからかな。
姉は、父がもし亡くなって、いなくなったら、
我が家がどうなるのか、自分の生活や、
将来がどうなるのか、よく理解できていたんだと思う。
私はまだ小さかったから、
そんなさきざきの不安なんか想像もできず、
漠然と、お父さん死んじゃうのかな、くらいな程度で
心配はしてはいたけど。
姉は、いろいろ考えちゃったんだろうな。
姉との、いろいろな側面での乖離は、
このあたりから生じ始め、いまに至る。
小さかった私のことなんか、
「何もわかってもいないくせに」くらいにしか
思われていなかったんだろうな。
「夜のぼうけん」してた頃の姉が、
私にとってはいちばんの、大好きな姉の記憶。
これから彼女の家庭がどうなってしまうのか、
それも心配ではあるけども。
また、ふたりで解かりあえる日がくればいいなと、
ちらと、思ったりする。
懇願してるわけではないけど。
今夜、夜道を歩いていて、そんなふうに思った。
