水曜あめふり。
朝、始業前に。
エレベーター前で、
一課の安田課長と遭遇(笑)
ふたりとも、地下の倉庫に。
「今度いつ飲みに行く? もう待ちきれなくて耐えられないよ。もう完全にオレの中で"大野切れ"(笑)」
大野切れって…(笑)
「補充が必要だよ、あなたの。」
もう少し、忙しくなくなったらがいいけど、
まあ、すぐにでもいいかな。
そこへ一課の若手の竹田君が。
安田副課長を探してたみたい。
「課長、このユーザーのハードディスクのデータ復旧料金は、どのくらい利益を取りましょうか。」
あらためて、と思って後ずさりしたけど、
あ、待って、とおっしゃるので、
ちょっと離れて。
「仕切り、いくら?」
あ、仕入額のことね。
竹田君が伝える。
はあ~そんなに。
ヨーロッパ旅行に、行けちゃうね。
…なんて、傍らで話、聞いちゃって。
「三割乗せていいよ。」
「ええ?! そんなに、大丈夫ですか。」
「大丈夫。なんならよそにも聞いてくださいって言えよ。」
安田課長、少しめんどくさそうに。
「他社にも聞くでしょうね、こんな高いんじゃ。」
少し訝しんで、竹田君。
「そうかな? 機械はいまどこにあるんだ?」
「データ復旧会社です。」
「あらためて見積を取るなら、機器をいったんお返しして、再度ユーザーが他社に依頼して見積取るんだぞ。辛抱できるかな? 早くしてくれって言われてんだろ?」
「…あ、そうか。わかりました。」
竹田君、なんか、納得したみたい。
それにしてもけっこうな暴利(笑)だと思うけど、
藁をもすがる気持ちの足元を見るんだね。
なかなかのアコギぶり。
でも課長がそう言うんなら、それが正解なんだと思うけど。
「…で、いつにする?」
すぐに笑顔に戻って。
ギャップ激しい(笑)。
