山中君、あのことみんなに話したのかな。
なんか、定時過ぎたあと、一課の営業さんが
こっち見てニヤニヤしてるような…。
やがて数名の方がやってきて。
「大野さんすみません、山中のことよろしくお願いします」
ニヤニヤしながら。
やっぱりもう話してるんじゃん(笑)
「まだ若いんで、あんまり贅沢なものは無理かもしれませんが、気持ちは熱いんで。」
熱いのよね、いろいろと。知ってる(笑)。
「大野さん的にはデートでワリカンはありですか?」
「いいよワリカンでもべつに。…でもワリカンだと私、すっぴんで地味ぃーな服であらわれちゃうかもよ(笑)」
怖いぞ~私のすっぴんは怖いぞ~(笑)
「うわ、それはちょっと。」
「でしょ? デートするにも女子は全力でメイクして髪整えて、きれいな服着て用意すんだもの、ごはんくらいご馳走してよ、ってことだよ」
「さすが。噂通りのあざとさ。」
「えっへん!」
腰に手当てて。
「自慢するなー(笑)」
で、大笑い。
一課の営業さん、わざわざそんなバカ話しに訪ねてくれる。
そんなで18時過ぎて。
高畑さん、名札外して退勤の準備。
「お先に大野さん。」
「お疲れ様です」
今日は篠原さんは退勤早かったな。
「一課の営業さんがこっちに顔出すのって、最近増えたなあ、誰かさんが来てから」
ううっ、褒めてるのか悪意があるのか、判断しかねる…。
「私も篠原さんも、トレーニングで向こうにもいたからですかねえ」
「私もモテたいなあ」
と、言い残して、高畑さん退社。
高畑さんはお子さんはいないけど、バツイチって聞いた。
バリバリ働いて昇格して、ってわけでもなく、
この前書いた「生活者」って感じかな。
でもそれにしては、自分の仕事にちゃんと向き合って、
やるべきことをわきまえ、チーム全体を見渡してくれて。
とても頼もしい先輩。
生き方や働き方はそれぞれで、
生活者がいけない、とはもちろん言わないけど、
女性はとくに、生き方の幅は広くなっている。
私は、どんなふうに生きたいんだろう。
ときどき、考えることも増えてきたような。
