人の記憶って、
「記銘・保持・想起」の三段階で成り立ってるって、
wikipediaにも書いてある。
「記銘」は、物事を脳に書き込むこと。
「保持」は、そのことを脳に記録し維持できること。
そして「想起」は、
記録したことをいつでも脳から呼び出せること。
「想起」ができないときはあるけど、
「記銘・保持」はふつうはだれでもできる。
いきなりアカデミックだけど(笑)
今日、本当に、何の前触れもなく、
あることを思い出した。
何で思い出したのか、皆目見当がつかぬ。
それは、小学校一年生の時のこと。
クラスに、
「リアルはなわくん」みたいな男子がいて、
持ち物とか服装とか身のこなしとか、
あきらかにクラスの仲間とは違ってて。
でも自宅は自動車整備工場で、
宮殿みたいなおうちでもなかったけど(笑)。
その子が、バイオリンを習ってて。
先生がそれを聞きつけて、
じゃあ、みんなの前で弾いて聴かせて、ってなった。
朝の会の最後に。
彼の演奏が始まった。
うまいのかへたなのかわからなかったけど、
たぶん、素人ではその音は出せないんだろう、
ということは、わかった。
少なくとも。
そしたら彼。
演奏中に、ぽろぽろ涙を流してる。
私以外のみんなも、
たぶんバイオリン弾くと涙が出るんだろうって、
まるで玉ねぎ切るみたいに。
音もキーキーいってるし、あごに挟んでるし。
生理的に涙が出るんだろうって、
少なくとも私はそう理解した。
それは、
泣きながらバイオリンを弾いている理由が、
どうにも理解できなかったから、かな。
勝手にこじつけ、ってやつで。
大人になった今でも。
彼が涙を流した理由はイマイチわからず。
いろいろ思いつくが━━━。
「こんなところで演奏させて見世物にしやがって。」
「恥ずかしいよう。早くやめたいよう。」
「バイオリン弾いてるオレってかっけー。」
どれもしっくりこない。
強いてあげるなら、怒りと恥ずかしさかな。
それとも、演奏が熱を帯びてみずから悦に入って?
…なんて、そんなことを思い出した。
「想起」を引っ張り出してきたのはよかったが、
次、これを思い出すのは何十年後なんだろな。
…と、以上。
小学生の頃のことを思い出した件で。
