水曜まだはんぶん。
小島さんとのこと。
終わらせるって、
母に、いつ知らせよう?
心臓に悪い知らせをいま、
ここで話すのは、控えよう。
でも、悲しむんだろうなあ。
…いや、
母のために結婚するんじゃない。
自分のために、選んだ道。
落ち着いたら、
しっかり伝えよう、彼とのこと。
あー。
なんか、すっきりさっぱり
いい気分。
身軽になれたような。
正確には、
いい気分、はウソ。
心の中に、澱のように沈んだ
この違和感、不快感。
ただ、後ろめたいんだ、たぶん。
でもそんなの、時が解決するよ。
…なんて。
夕方。
地下の倉庫でばったり。
山中君。
「おかえり。お疲れさま。」
「おつかれさまです。帰りました。」
ちらと微笑んで、ちょこと頭下げて。
相変わらず筋トレしてるの?
久しぶりに見る彼は、やっぱり。
…かわいいなあ。
いけなっ。
ちょっとキュンキュンしちゃった。
…でも。
もう結婚のこと、考えなくていいなら。
もうちょっと、
仲良くしちゃっていいんじゃない?
彼と。
この時、プンプン怒って幻滅したけど、
もう、中身はどうでもいいよ、この際。
欲しいの。
正直に。
